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プログラミングを学習するなら今!海外のプログラミング教育事情から見る必要性とは

世界的にIT人材不足が嘆かれている今、もちろん日本でもIT人材不足となっています。
経済産業省が2016年に試算したIT人材の将来推計によると、2015年に17万人不足していたIT人材が、2030年には59万人不足することになる、という推計となっています。
そのようなIT人材不足といった背景もあり、日本でも2020年度から小学校でのプログラミング教育必修化へと動き始めています。(参考: http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/27FY/ITjinzai_report_summary.pdf
 
それでは、世界各国のプログラミング教育事情を見るとどうなのでしょうか?
海外での教育では日本と比べ、低学年から選択科目、または必修科目としてプログラミング教育を早く取り入れている国があります。
 
今回はそんな各国のプログラミング教育事業を地域毎にご紹介します。

ヨーロッパ

エストニア
今や世界的に使われているSkypeが生まれた国であるエストニアは、IT先進国として知られています。2005年には地方政府の選挙で初めてインターネットからの電子投票を行い、世界から注目を集めました。学校や政府機関のブロードバンドアクセス普及率はなんと100%。
そんなエストニアでのプログラミング教育は義務化されているわけではありませんが、2012年より「プログラミング教育推進プログラム」がスタートし、小学校1年生からプログラミングの授業が実施されています。カリキュラムも学校独自のもので実施していますが、小学校では個人の能力や自主性を重視し、ゲームプログラムやロボットプログラムを使うことで、プログラミングへの関心を高めようとしている学校が多いようです。
また、10〜19歳の子供たちがロボット工学・プログラミング・モバイルアプリ・Webデザインを学ぶグループが、全国で作られています。
 
 
イギリス
イギリスは1995年に、義務教育課程に教科「IT」をいち早く取り入れた国です。その後2014年に公立小学校のカリキュラムが大幅に変更され、5〜16歳までの義務教育期間に、アルゴリズムの理解やプログラミング教育の学習を取り入れた「Computing」が必修化されました。
中等教育では、2017年に世界で最も使用されたプログラミング言語であるPythonを扱うところもあります。(IEEE(米国電気電子学会)の調査結果による)
また、プログラミング教育においては、国家プロジェクトとして教育者の育成にも力を入れています。

北アメリカ

アメリカ
アメリカでは国だけでなく州や市、学区がそれぞれの学校の活動に対して強い力を持ちます。そのため、コンピューターサイエンス教育への取り組みは遅れるとみられてきましたが、ここ数年、ものすごい勢いで制度が整ってきています。
2013年時点で、コンピューターサイエンスの授業が高校の卒業単位に含められているのはわずか12州だけでしたが、現在では34の州(+ワシントンDC)で認められています。
また、プログラミング教育を支援するNPO法人「Code.org」には、Google, Apple, MicrosoftなどのIT界のリーディングカンパニーが協賛を行っており、強力な教育環境が作られています。

カナダ
カナダ政府は2017年6月、幼稚園児から高校生まで約50万人を対象に、コンピュータープログラミングなどのデジタルスキルを教える授業の提供を近く始めると発表しました。全国の幼稚園や学校で500人もの教員がプログラミングなどを教える予定です。
また「Canada Learners Coding」という団体が、6〜17歳向けに放課後や学校休暇中にワークショップ・キャンプなどを実施し、Scratchを用いたプログラミングを教えています。

オセアニア

オーストラリア
国としてのカリキュラムを定めていなかったオーストラリアですが、2016年から小学校でコンピューターサイエンスやプログラミングの授業が必修化されています。また、中学・高校では選択科目となっています。
低学年では、コンピューターを使わずにプログラミング思考を育てる学習・教育手法の「アンプラグドプログラミング」で始まり、ビジュアル言語でプログラミングを学び、中学・高校になるとテキストベースのプログラミング言語やオブジェクト指向プログラミングを学びます。
 
 
ニュージーランド
ニュージーランドでは2011年に、高校生がプログラミングなどのコンピューターサイエンスを学ぶ新カリキュラムが導入されました。
15歳ではScratch, Python, JavaScriptを使用したプログラミングを用い、基本的なデータ型について学習します。16, 17歳では選択できる言語が増え、各言語の選択率はPython: 53.8%, JavaScript: 13.8%, VisualBasic: 10%, Java: 8.8%, C#:4.8%, PHP: 2.5%となっています。
また、女性の社会進出は世界的に高まっていますが、IT分野では遅れているという現実があります。そのため1998年から、中学・高校の女子学生を対象としたプログラミングコンテストを開き普及活動を行っています。

アジア

韓国
アジアの中では最も早くから、コンピューター教育の必要性を提唱し、導入を行ってきた国です。現在は教育の情報化を進めており、2015年から多くの教科でデジタル教科書を用いています。
2015年からは中学校、2016年からは小学校の正規教育課程として「ソフトウェア」を教えており、アルゴリズム原理の理解やプログラミングの活用といった基礎教育を行っています。高校では2018年から選択科目になっています。
また学校教育以外でもソフトウェア教育に力を入れており、ソフトウェアを学ぶことができるWebサイト開設や、初等中等教育向けのソフトウェア教育番組の放送を始めたりしています。
 
 
シンガポール
アジアの中では早くからIT分野に注目しており、1990年代にはIT分野の教育を導入していました。その後、2014年から公立中学校にソフトウェアプログラミング教育が導入されました。いくつかの学校では、プログラミングに関する応用クラスや副カリキュラム活動の他、クラブ活動においてもプログラミング学習の場を設けています。
また、IT技術に関する教育を提供する機関も大幅に増えており、ハードウェア処理や3Dプリンター技術、アプリ制作といった様々なワークショップが提供されています。 
 
 
インド
IT先進国のひとつであるインドではICT教育に力を入れており、2005年からICTまたはコンピューターサイエンスの授業が小学校・中学校で行われています。小学校高学年では簡単なアルゴリズムやフローチャート・QBasicによる簡単な数値計算の画面表示、中学校ではHTMLでWebコンテンツの作成・C++, Javaでのアプリケーション作成、高校ではデータベース・C++でオブジェクト指向などを学習します。
インドでは、1950年に社会的身分制度によって職業を細分化するカースト制度が撤廃されましたが、国民のカースト意識はそう簡単に消えません。そのような中、カースト制度が廃止された後に出来た職であるIT企業の技術者においては、この制度の影響を受けないため人気があります。

まとめ

世界のプログラミング教育事情、いかかでしたか?
上記からもわかるように、現在は多くの国でプログラミング教育が導入されています。
そして日本以外の多くの国々は、国際社会の共通言語である英語を話せる国が多い中で、英語力の低い日本は既に義務教育レベルでプログラミング教育においても遅れをとっているのが現状です。
 
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