株式会社ゼンリンデータコム

海外ナビゲーションアプリと国内多言語地図アプリでグローバルに攻める!
ラボ開発の強みを活かす秘訣とは?
株式会社ゼンリンデータコム
執行役員 ナビ開発本部長 榊原氏、ナビゲーション開発部 山口氏、ナビゲーション開発部 上野氏、ナビゲーション開発部 村田氏、ナビゲーション開発部 安達氏

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日本最大手の地図制作会社、株式会社ゼンリンの子会社で、総合ナビゲーションアプリ「いつもNAVIシリーズ」を展開している株式会社ゼンリンデータコム。2020年のオリンピックを見据え、インバウンド向け事業に注力されています。フランジアでは、観光客向けに日本の地図データを翻訳する多言語アプリの開発をお手伝いさせていただいております。オフショア開発の経緯と取り組みについてお話を伺いました。

榊原 和典

株式会社ゼンリンデータコム / 執行役員 ナビ開発本部長

2005年、株式会社ゼンリンデータコム入社。入社後、コンシューマー・通信キャリア・カーメーカー向けの地図・ナビサービスの開発・運用業務に従事。
2年目からアプリ開発〜データ運用〜サーバー・IDC管理までを行う部門を統括。現在は特にカーメーカー向けの地図・ナビサービスをあらゆるプラットフォーム上で提供する部門を統括。

山口 亮

株式会社ゼンリンデータコム / ナビゲーション開発部 システムアーキテクト

2005年、株式会社ゼンリンデータコム入社。入社後、大手通信事業者向けデータ編集・加工業務、地図、および道路ネットワーク情報を利用した交通情報Web配信サービスの受託開発、2012年より中国オフショア開発センターの立ち上げ、海外向けアプリ開発等多岐にわたり開発を実施。

上野 誠一

株式会社ゼンリンデータコム / ナビゲーション開発部 エキスパートエンジニア オフショアグループリーダー

大手SIerにてSE、外資ベンチャーでのGeneral Manager兼システムアーキテクトを経て2012年 株式会社ゼンリンデータコム入社。
自社製品海外向けスマートフォンナビゲーションアプリのPM オフショア開発拠点の立上げに従事。現在、ナビゲーションの開発およびマネージメント、オフショア開発を統括。

村田 賢祐

株式会社ゼンリンデータコム / ナビゲーション開発部 マネージャー

2005年、株式会社ゼンリンデータコム入社。入社後、地図データ運用、地図描画エンジン開発管理業務に従事。
現在、多言語アプリのPMを担当。

安達 秀美

株式会社ゼンリンデータコム / ナビゲーション開発部 デザイナー

2012年、ゼンリンデータコム入社。いつもNAVIドライブなどの自社サービスをはじめ、車メーカー向けナビアプリ、車載器ナビのUIデザイン/地図デザインを手掛ける。

訪日外国人向けに多言語地図サービスを展開

まず貴社の事業内容について教えてください。

榊原:住宅地図を制作しているゼンリンの子会社で、ゼンリンが作った地図データをサービスに組み込んで、企業向け、個人向けに提供しています。
個人向けには「いつもNAVI」というブランド名で、ドライブ向けナビゲーションアプリや、乗り換え、徒歩、自転車、すべて案内してくれる総合ナビアプリを提供し、法人向けには各種サービスをパッケージ化して販売しています。

地図会社は堅いイメージありますが、女子向けの地図やニーズが高い英語の日本地図アプリも提供しています。最近では、2020年のオリンピックを見据えて、インバウンド向けの事業にも注力しています。特に力を入れているのが多言語地図で、既に日本語、英語、韓国語、中国語で展開しています。

榊原:オリンピックもあるので、観光客向けに日本の地図データを中国語や英語に翻訳して多言語アプリとして提供するのは今とても需要のあるサービスです。フランジアさんにもそこを手伝ってもらっています。他にも地図やナビサービスのベースとなる位置情報を分析してマーケティングに利用したり、どこに道路を作るべきかという調査・分析系の事業も伸ばしていこうと考えています。

フランジアでお手伝いさせていただいている多言語デモアプリについて教えてください

村田:東京オリンピックが決まる前から多言語地図はずっとやっていたのですが、部品としてしか提供できてない状態でした。ですが、ニーズがある旅行代理店などにイメージしてもらうためにも見せられるデモアプリが必要ということで、フランジアさんにアプリ開発をお願いしました。今後はこのアプリをベースに各お客さん向けの多言語アプリを開発する仕事が増えていくことが見込まれています。

フランジアが開発のお手伝いをしている多言語地図アプリ

現在サポートされている言語は?

村田:中国語は繁体字、簡体字の2言語とハングル、英語ですね。現在、公式にはこの4言語なのですが、最近観光客が多いタイ語と、オリンピックの公用語でもあるフランス語も拡充する予定です。

いつもNAVI
http://www.its-mo.com/

いつもNAVIシリーズ
http://app.its-mo.com/multi/

難しい開発なのでしっかりした教育体制のある会社を探していた

オフショアの開発体制について教えてください。

榊原:もともと中国でラボ契約の形でオフショア開発をしていたのですが、中国以外の場所も増やしていこうということで、その当時ベトナムがオフショア先として伸びてきていたので2014年の2月ぐらいから始めました。

最初はホーチミンでラボを作ったのですが、ナビアプリは複雑でデータ量も多く、開発としてはすごく難しい部類で、ラボのメンバーを自分たちで育てるのが難しいことが課題でした。教育体制がしっかりしてて、ある程度技術を自社で培っている企業を探していたところ、フランジアさんならいけるんじゃないかということで依頼しました。

開発チームメンバー

5年前にオフショア開発を開始、会社全体の約35%を占める

開発メンバーはどのような体制になっているのでしょうか?

榊原:フランジアさんでは、現在13名くらいですね。中国やホーチミンでもオフショアをしていて、会社全体でのオフショア比率は35%くらいになります。うちの組織内の体制としては、上野がオフショアグループのリーダーで、フランジアさんとの窓口になってもらっています。
だんだん慣れてきて、フランジアさんのブリッジSEがしっかりしていれば、各メンバーがそれぞれ直接やり取りできるようになると思います。早くそういう状態になることを目指しています。

「このシステムと言えばフランジアだよ」という状態まで持っていけるのがラボ開発をする上での理想(榊原氏)

コストダウンを実現しながらラボ開発で得意分野を作る

オフショア開発自体はいつ頃からされていたのでしょうか?

榊原:そうですね、本格的には5年ぐらい前からですね。元々、海外の企業への委託開発は9年ほど前からやっていたのですが、当時はオフショア開発を推進するというより、最初に委託した会社がナビアプリの開発が得意だから発注していました。そして5年前に、その会社さんに人数を確保してもらい、ラボ開発として本格的にオフショア開発の形を始めました。

そもそもオフショアをやろうと思った、あえてラボ開発にしようと思ったきっかけはあったのでしょうか? 

山口:当社はおかげ様で開発業務が年々増え、それに伴って業務委託の比率も上がってきました。この部分の設計も実開発も検証も日本の技術者単価のままだと非常にコストが高くなってしまい、お客様のニーズに応えられない場合が出てきました。そのため、開発コストを抑えて、かつソフトウェア品質を保持させていく施策として、オフショア開発の拡大を考えました。
案件単位の受託発注の場合、発注単位でメンバーが変わる恐れがあり、品質にばらつきがでる可能性があります。
その問題を解決するため、ラボ開発形態として要員をキープし、当社の開発業務を行っていく中で得意な分野を作ってもらい「この分野の開発については安心して業務を任せられる」という状態まで持っていけるのが理想だと考えています。

ブリッジSEのコミュニケーション能力の高さを重視

数あるオフショア開発会社の中で、あえてフランジアを選んでいただいた理由はなんでしょうか?

榊原:ひとつは、今うちのブリッジSEをやってもらっているミン君の技術理解力の高さや日本語能力の高さです。オフショアはBSEがこちらの意図をどれだけくみ取って向こうのエンジニアに伝えるかが一番大事だと思っています。ミン君は今まで出会ったBSEの中で一番優秀と感じたので、それが決め手ですね。
それと、オフショア先候補となる国々の情報をうちだけで収集するのは、視察などもあって結構な手間なんですね。フランジアさんのカンボジアでの取り組みやフィリピンの話を聞いて、その国々の状況もフランジアさんを通して収集できるので、そこはうちにとってもいいパートナーになってくれるだろうと思いました。その2点がフランジアさんとやろうと思った理由ですね。

ブリッジSEのMinh

きれいなオフィスでやらされてる感じの人がいない印象

視察に行かれて実際にフランジアのオフィスを見た印象としてはどうでしたか?

榊原:自由すぎない自由な雰囲気。きちんと整理されてるけど、ちょっと自由な雰囲気というのはうちの会社と合ってるなと感じました。あと、みんなフランジアの社員としての意志が明確で、やらされてる感じの人がいないなと思いました。

山口:フロア全体がある程度見渡せるオープンな環境で、直接業務に関わりない方も気さくに挨拶できる、アットホームな環境と感じました。
また、業務に関するモチベーションも高く、柔軟な対応ができる会社という印象でした。

安達:そうですね。オフィスはキレイで広々としてて雰囲気は日本とほとんど変わらない感じです。17時近くになるとさっと人が帰宅されるので、メリハリの効いた仕事をしていらっしゃるなという印象を受けました。

村田:そうそう、オフィスにお洒落なポスターが貼ってあったり、スタッフの方々が皆、生き生きした表情をしていたので明るく健全な環境の印象を持ちました。

上野:ベトナムはオフィスがあまりきれいじゃないといったイメージを持つ人も少なくないかもしれませんが、フランジアさんのオフィスはきれいで、みんな活発なイメージを持ちました。オフショア開発は現地企業にかなりサポートしていただかないと厳しいところがあると思うんですけど、第一印象で「手厚い」「フレンドリー」「サポートしてもらえそう」という印象を受けました。

実際の開発風景

問題解決能力がとても高く、今まで出会ったチームの中で一番優秀

フランジアでオフショア開発をする上で、不安に感じたことはありましたか?

榊原:オフショアは常に不安がありますが、フランジアさんだから不安ということはなかったですね。むしろ他のオフショア先と比べたら、最初からほぼ不安がないスタートだったと思っています。例えば、「うちの日本語バリバリのエースをBSEにつけます!」と言われて紹介された人がすごい片言だったりとか(笑)紹介されて片言でも「まだまだですけど将来性あるので」と言われれば、「まぁ、まだまだだけど……」と一応レベル感の認識が合うからいいんですけど、その認識ズレがいきなり最初に起きちゃうとかなり不安ですよね。

あと、メンバーのキエン君は技術者として素晴らしく、プロジェクト進行中に技術的な問題が起きたときの問題解決能力がすごく高いんです。そういうエンジニアが一人いるのといないのとでは全然違います。多言語アプリに限らず、困ったらキエン君に登場してもらって解決してもらえるのは、すごく馬力を感じるというか、やり切る力を感じますね。開発リーダーのソンさん、BSEのミン君、エンジニアのキエン君は、今まで出会ったチームの中で一番優秀で、最高レベルです。

上野:BSEのミン君は本当すごいですね。お笑いが好きで、日本のお笑い番組を見て笑ってるらしいんですよ。YouTubeで「俺ここがツボなんだよなあ」って言ったら、「あ、私もです!」みたいな(笑)

他のメンバーたちとのコミュニケーションについて、ここは気になるとか、ここはいいみたいなことってありますか?

山口:現状ではBSEのミン君に負担がかかりすぎている点が気になっています。こちらがベトナム語、英語は十分にしゃべれないのでしょうがないのですが、遠隔地でのツールを通してのコミュニケーションだけでなく、技術的なことについて直接伝える機会を増やしたほうがよいと感じています。
何度かフランジアで会議を行ったことがありますが、言葉が通じなくとも皆さん積極的に会議参加してもらえるのは助かります。

安達:私の場合はブリッジデザイナーさん(深川さん・Yuriさん)がいることも大きいのですが、デザインはあまり言葉で伝えなくても絵や図で伝えられる部分が多いので、コミュニケーション面ではあまり大きな苦労はしていないです。

村田:うーん、やっぱり、飲み会が激しいところですかね(笑)。たくさん飲まされてノックアウトされました。

日本語でのやりとりをしているのは?

上野:ミン君とソンさんですね。ソンさんはマネジメントなので、技術的な話はすべてミン君です。今後拡張していったときに、BSE不足でボトルネックにならないか不安はありますね。

榊原:逆にうちが英語で話せるメンバーを揃えないと、とは思ってますが。

第一印象で「手厚い」「フレンドリー」「サポートしてもらえそう」(上野氏)

特に佳境のプロジェクトの進められるキーマンの存在感を重視

オフショア開発をする上で、特に重視していることはありますか?

榊原:ミン君のような優秀なBSEとキエン君みたいなスーパーエンジニアの存在ですね。やっぱり日本の協力会社もそうなんですけど、プロジェクトが佳境に入ってくると、短期間で何とかしなきゃいけないことがたくさん出てきます。そのときに協力会社のメンバーの力量を知らないと手が打てないんですよ。協力会社のキーマンの存在をわかっていれば、なんとかその人に入ってもらう調整ができます。そういう人がいることをこっちが認識しているのとしていないのとでは、佳境のプロジェクトの進め方が全然違ってくるので特に重視しています。
あと、ラボ契約ではきちんと技術を習得していってくれるかどうかも重要ですね。フランジアさんは技術者を育てるところに力を入れていると思うので、そこは安心しています。

山口:とにかく技術者のキーマンにこちらの伝えたいことを正確に伝えることと考えています。また、設計、製造、試験のどのフェーズまで何を行ってもらえるのかをこちらでもちゃんと認識しておくことが重要と考えています。
国内発注のように、日本的に「察してください」といった依頼はしない、依頼する場合はちゃんと提案型で作業してもらえるように理解してもらうことも重要かと思っています。

ありがとうございます。ベトナムとのやりとりはどのような形でされていますか?

上野:コミュニケーションツールを使って、チャットや電話会議をしています。

村田:多言語アプリのプロジェクトでは、電話会議を週1でやっていますね。それとハノイは今年3回ぐらい行っています。

フランジアでお手伝いさせていただいている多言語デモアプリはどのような開発状況でしょうか?

村田:いったん2015年の9月末で展示会向けとしては完成して、今は簡体字メインのフェーズ2の案件がスタートしている状態ですね。

「ラボ契約ではきちんと技術を習得していってくれるかどうかも重要ですね。」(榊原氏)

バグも少なく期待以上の品質

フェーズ1で上がってきたアプリの品質はいかがでしたか?

榊原:いろいろ間に合わなくて機能を落とした面はあるんですけど、上がってきた最初の品質レベルとしては高かったと思います。基本的にうちが依頼する案件は、ベースのアプリがあって、それを改変するプロジェクトが多いです。アプリを改変するとバグが出たりするんですけど、バグは少なかったですね。

人が作ったものを改変してバグを出さないようなノウハウも結局は人によっちゃうので、もちろんそのノウハウを共有して協力会社も含めてみんな同じレベルにするようなことはこちらでも色々やってるんですけど、品質が期待以上だったのは、多分フランジアさんの力かなと思っています。

村田:そうですね。多言語アプリに関してはそれなりに規模もあって、こちらで対応しているのが日本人ばかりなのでBSEのミン君がべったりついてくれました。ファーストステップということもあり仕様変更もあったけど、期待以上の品質を実現できたのはフランジアさんの成果だと思います。

フェーズ2に移っていますが、ラボメンバーに変わりはないですか?

村田:目新しいところで言うと、iOSのメンバーを増員しました。フェーズ1ではAndroidしかやってなかったですが、多言語のフェーズ2ではiOSのメンバーを4人ぐらい増加しました。

上野:そうですね。名前が覚えきれない(笑)

やる気があり過ぎて毎日遅くまで対応してくれる

良かったこと悪かったこと含めて、フランジアでのオフショア開発で印象に残ったことはなんでしょうか?

上野:印象に残ったことは、ミン君があばれる君を知ってたこと(笑)

榊原:それはだいぶ衝撃的だった(笑)

上野:うちの日本人がまだ知らないときに(笑)

榊原:一般的にオフショア開発は定時で終わり残業や土日出勤もしないのが当たり前なので、それを前提にやりとりしてるんですけど、ミン君のやる気があり過ぎて毎日遅くまで対応してくれるんです。私がもう帰って風呂入って寝るぞっていうときにも、コミュニケーションツールでやりとりしてくれたこともありました。夜中の2時ぐらいだからベトナムも12時ぐらいだったと思うんですけど。それは印象的でしたね。

上野:こっちからメッセージを投げるとすぐに返事がきて、遅い時間でも甘えちゃうところもあります。嬉しいことではありますが、それはあんまりよくないですよね。

村田:多言語アプリでも仕様が固まらず、深夜まで熱い議論をしました。熱意を持って対応してもらっていることにいつも感謝しています。

山口:私は皆さん設計、開発に関して積極的な点ですかね。受発注の関係上、オフショア開発ではよくありがちな、依頼されたことを実装するだけという受身な関係でないところがよいと思っています。

安達:私の場合は、一番初めに依頼したカーナビのUIデザインで、施設のジャンルアイコンを作成していただいた時のことが印象的です!受け取ったデザインの中でどのジャンルのアイコンか分からないものがあって……なんか、肉のかたまり?、のようなアイコン……で、消去法で探したところ、それが「軽食・カフェ」のアイコンだったんです。日本だとハンバーガーとかコーヒーカップとかのデザインがポピュラーなんですけどね。文化の違いを感じて面白かったです(笑)

モチベーションが湧くように働きかけたことはありますか?

榊原:うちの仕事はプロジェクトを終わらせて得た知見を活かせばどんどん仕事の幅が広がるので、そういう話はしてますけど、多分ソンさんとか代表の小林さんのハッパのかけ方がいいのかなと思います。

マネージャーのソン

チームビルディングで多くのスタッフと乾杯

ベトナムに行かれた際にメンバーで食事に行かれたりはしましたか?

榊原:大体ソンさんがそういう機会を作ってくれて、この前も増員した4人含めて、うちからも5人ぐらいで行ったから20人ぐらいで食事しました。

上野:新しいメンバーから「上野さん知ってますよ!」「飲んで、飲んで」と言われました。人数が多くて名前を覚えられません(笑)、入れ替わり立ち代りすごい勢いで乾杯しましたよ。

榊原:飲むのはみんな好きみたいですね(笑)

ハノイに行かれてどんな印象を持たれましたか?

榊原:中国だと北京は政治の中心、上海は経済の中心みたいな感じで、北京は真面目、上海は派手で明るい印象なんですけど、それがハノイとホーチミンにもちょっと当てはまるかなと思います。

オフショアのラボ契約はチームとしてまとめるのも難しいし、育てるのも難しいという課題がありますが、フランジアさんはみんなきちんとチームとして意志を持ってやっているので、何となくハノイの印象も堅くて真面目なのかな?と思いました。

モッハイバーゾー!という掛け声で乾杯

オフショアを成功させるには、優秀なエンジニアと発注側の覚悟が必要

フランジアに対して要望がありましたら教えてください。

榊原:次に拡張していったときのBSEとか、キエン君みたいな優秀なエンジニアの存在は大事なので、そういう人が欲しいというのが要望ですかね。

山口:まずはミン君の負担を減らせるよう、BSEの補充が急務かと思います。後は「これなら誰にも負けない」といえる得意分野を作ってもらうこと、それと業務改善、設計方針などについて積極的に意見を出し合える関係になれるのが理想的です。

上野:人員の拡充は必要ですけど、やり方的にはこれまで通りやってもらえれば大丈夫だと思います。

安達:業務的には先ほどの「軽食・カフェ」アイコンの話ではないですが、地図やナビには国や文化によってデザインを少し変えた方がより伝わりやすくなる部分があるのかなと思っています。多言語アプリもそうですが、インバウンド系の案件の引き合いは増えていると感じていますので、そういった文化の違いも活かせるようにしていきたいですね。

村田:あ、あと、飲み会はお手柔らかにお願いします(笑)

最後に、周囲の企業さんにフランジアのオフショア開発を勧めたいと思いますか?

榊原:周囲の会社にオフショアをお勧めはしたいですけど……。

上野:YESでいいんじゃないですか?

榊原:もちろんお勧めはしたいですけど、やっぱり人によりますね。向こうのBSEとかエンジニアもそうだし、こっちの覚悟も必要です。普通に日本の協力会社と同じつもりでやったら失敗しちゃうと思うので、覚悟は絶対に必要です。

開発を振り返って(フランジア)

プロダクトのことを真剣に考えて、自身の成長も肌で感じました

1年前に上司との面談で「大きなプロジェクトに参加させてください」とお願いをしました。
当時僕は24歳で、スマホアプリ開発のプロジェクトに参加したことがなかったのですが、幸いなことに、ゼンリンデータコム様のプロジェクトにアサインしてもらうことになりました。

素晴らしいお客様と出会い、素晴らしい仲間と仕事をできて、素晴らしい時間を過ごしてきました。苦労することもたくさんありますが、日々自分の成長を肌で感じられる体験は最高です。

ブリッジSEというお客様と開発チームの架け橋を担当する立場から、プロジェクトを広い視野で考えられるようになりました。どうやったらもっと効率的に仕事ができるか、メンバーの力を発揮させられるか、チームの団結力をあげられるか、お客様にご満足いただけるか、プロダクトのクオリティを向上させられるか、といったことを常に頭の中で考えています。そういう課題に答えを出せるように、自分自身で正解と不正解を見わけながら、試行錯誤していきたいと思います。

2020年の日本で開催されるオリンピックに向けて、ゼンリンデータコムという素晴らしいお客様と最高の多言語地図アプリを作っていきたいです。これからも一所懸命頑張りますので、宜しくお願い致します。

ブリッジSE Minh

チームのメンバーとは、プロジェクトが正しく進むよう常に意見を出し合っています

春の終わりのある日、マネージャーから、「新規のプロジェクトに備えて、ゆっくり休んでおいて。いわゆる“台風”のような仕事をお願いするから。」と言われました。私はニコニコ笑顔で「台風のような大変な仕事でも挑戦します!」と答えました。その時は、私のプログラマー人生の中で一生忘れられない、特別なプロジェクトが始まろうとしているとは思いもしませんでした。

キックオフミーティングでは、私以外、全員日本語がペラペラでした。みなさんが笑いながら話しをしていても、内容は理解できませんでしたが、いっしょに笑いました。逆に、問題がありそうなときは、一緒に厳しい顔をしていました(笑)。

プロジェクトを始めるにあたり、同僚と質問事項やスケジュールのプランを資料にまとめました。このような考え方で大丈夫か、クライアントが理解できるように書かれているか、コードが正確か、などなど不安なこともありましたが、時間をかけてチームとクライアントと意識のすり合わせをしました。

やがてプロジェクトが大きくなり、新人メンバーも増えて問題も発生しました。資料や情報が入手できなかったり、アプリのUIも日本語でわからないことも多くありましたが、チームで団結し助け合いながらスピーディに問題を解決していきました。今ではメンバーは仲良くなり、兄弟のように親しいです。仕事を順調に進めるために声をあげて議論することもあります。困難な問題が発生しなかなか答えを出せないときは、コーヒーを飲んで頭をすっきりさせています。難しい問題を解決できたときは、嬉しくて子供のように周囲に知らせました。こんなに興奮したのは、本当に久しぶりです。メンバーも仕事も増えていますが順調に進んでいます。これからも初心を忘れずに頑張りたいと思います。

リードエンジニア Kien

ベトナムのオフショア開発の視察、システム開発に関するご質問、
お仕事のご相談、お見積の依頼など、お気軽にお問い合わせください。

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