ベトナムのオフショア開発

オフショア開発とは

オフショア(Offshore)とは岸(shore)から離れている(off)という意味で、つまり海外という意味です。オフショア開発とは、海外で行うシステム開発ということになります。日本や欧米などの先進国に比べて新興国の人件費は低いので新興国のエンジニアを活用し開発することでコスト削減が見込めます。

日本ではIT人材が供給不足に陥っています。特にプロジェクトを任せられるPMやディレクションができる優秀な人材が不足しています。そのような背景から、海外のIT人材を活用するオフショア開発が行われるようになってきました。中国、ベトナム、インドや東南アジア諸国で行われるのが一般的です。欧米企業で行うオフショア開発ですと、東欧や南米などもオフショア開発のエリアとして人気がありますが、日本ですとオフショア開発と言えば、もっぱらアジアで開発することが多いのが現状です。

また最近はアジア市場への進出を見据えた海外展開の一環として、オフショア開発を利用するパターンも多いようです。市場調査を兼ねて情報収集のために、まずはオフショア開発してみたいというニーズにもフランジアはしっかり応えていきます。

まとめると、オフショア開発に求められているものは以下の3つに集約されるように思います。

  1. システム開発のコスト削減
  2. IT人材の確保
  3. 海外進出のための情報収集

なぜオフショア開発は失敗するのか

オフショア開発自体は古くからあった開発手法です。シンプルで有効に思える手法ですが、日本ではあまり浸透しているとは言えません。その理由は、多くのオフショア開発プロジェクトが失敗に終わっているからです。海外の事例ですと、IBMのインド子会社の従業員数はすでに本国アメリカの従業員数を超えています。つまりアメリカなどではオフショア開発は十分に浸透していると言えます。アメリカとインドでは英語が母国語ですので、言葉の壁がほとんど無いこと、多くのインド人がアメリカの大学に留学しておりアメリカでインド人を採用することが容易であることなどの条件が揃っていることが、アメリカでのオフショア開発の敷居を下げたという理由があげられます。

オフショア開発が失敗した理由を聞くと、だいたい以下のようなものです。

  • 品質が悪かった。テストがしっかり行われていない。
  • 言葉の問題から仕様を伝えることが難しかった。
  • 文化や価値観の違いからミスコミュニケーションが発生した。
  • 人種の違いを乗り越えていいチームを作ることができなかった。

なぜそのようなことになってしまったかという失敗の原因は、だいたい以下のようなものです。

  • 依頼先のブリッジSEに頼りきってしまった。(できていると思ってフタを開けてみたらできていなかった)
  • 日本のやり方を押し付けてしまい、新しいチームに適応する新しいやり方を十分に模索しなかった
  • コミュニケーションの量が十分ではなかった
  • コミュニケーション方法が適切ではなかった
  • 文化や価値観の違いを克服し、お互いに信頼し尊敬しあうチームを作ることができなかった

なぜベトナムでオフショア開発なのか

アジアの中でもなぜベトナムがオフショア開発に向いているのでしょうか。オフショア開発はコミュニケーションが大事です。いいコミュニケーションは人間関係や信頼がベースとなります。国内での開発においてもチーム内での人間関係、信頼関係が大事ですが、言葉も文化も異なる多種多様な人間でチームを作る場合は益々大事になります。

相手のことがよくわからないからとオフショアの開発チームとの信頼関係を築くことを怠れば、オフショア開発が成功する確率は下がります。

信頼関係が築きやすい国とそうでない国があります。ベトナムは親日で、考え方も日本人と似ている部分があります。特にベトナムの首都ハノイがある北部の人は真面目でシャイで控えめな人が多く、ひと昔前の日本人と似ていると思います。

アジアにも色々な国があり、親日国もあればそうでない国もあります。もし、一緒にチームを作りオフショア開発を行うのであれば、お互いに尊敬し合い信頼関係の築ける人たちとチームを組むべきです。

「オフショア開発」ではなく「グローバル開発」

我々は、ベトナムで海外人員を活用しているとは感じていません。そもそもIT開発で海外か国内かということは意味があるのでしょうか?単に拠点が分かれていて、色んな人種のメンバーがチームにいるっているだけです。我々は「オフショア開発」ではなく「グローバル開発」と呼ぶようにしています。

また、人件費が高騰したらオフショア開発の旨味がが無くなる。その時はベトナムから撤収する、という意見も聞きます。フランジアはそうは考えていません。人件費が高騰しても、優秀なエンジニアがいいものを作っている限り仕事が無くならないと思っています。今でも、もし日本企業よりも良いものが早くできるのであれば、日本企業より単価を高くしても仕事は取れると思っています。しかし、今はまだ歴史も浅く、お客様に満足はいただいているものの、勉強することも多いので、日本価格よりもかなり低く設定しています。

いずれ、ベトナムの人件費が高騰してもフランジアはベトナムを中心にグローバル展開していこうと思っています。

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