開発事例インタビュー

コミュニケーションコストを下げ開発品質を上げるテモナ流マネジメント術
オフショア開発の
コミュニケーションと信頼の作り方

テモナ株式会社
取締役 CTO中野氏、マネージャー高橋氏 インタビュー

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リピート通販市場において国内最大規模の1000社以上に導入されている「たまごリピート」をはじめ、ユーザーの行動履歴、属性を元に表示をパーソナライズしCVRを改善する「ヒキアゲール」を提供しているテモナ株式会社。フランジアでは、同社の根幹を担うサービスの開発をお手伝いさせていただいております。オフショア開発を成功させるための取り組みと秘訣についてお話を伺いました。

中野 賀通氏

中野 賀通氏

テモナ株式会社 取締役 CTO

中学及び工業高校の教員を経て、ベンチャー企業にて事業の立ち上げや国内大手企業のマーケティング基盤構築のプロジェクトに数多く従事。現在はシステム開発統括業務を軸に、社内インフラ整備から採用・教育まで幅広い分野で活動する。

高橋 和樹氏

テモナ株式会社 高橋 和樹氏

大学時代は機械工学を専攻。お客様サポート、営業と幅広く経験をつみ、現在は開発チームのマネージャとしてチーム全体の開発を牽引。気合と根性でプログラミング。踊れるプログラマ。

1年半で社員数が2.4倍増の急成長企業

テモナ株式会社について教えてください。

中野:「ビジネスと暮らしをてもなくする」という指針のもと、ITの力を使って世の中をよりよく、より簡単にすることを目指している会社です。ネットショッピングのリピーターを増やす、つくるサービスとして、「たまごリピート」「ヒキアゲール」という2つのITサービスを提供しており、Ruby on Railsで開発しています。

僕がCTOとしてジョインした2015年の1月は社員数が15人ぐらいで、オフィスもこぢんまりとしていましたが、そこから事業をドライブさせて大きくしようという方針になり、社員数は当時の2.4倍ぐらいになりました。今は43~4人ぐらいいますね。

実は最近、今のオフィスが、日本テレビの『ゆとりですがなにか』というドラマにでてくる会社の本社として撮影に使われていたので毎週テレビに映っていました(笑)
これは社内に対するブランディングの一環で誘致したのですが、家族という立場から社員を見た時に、子供や親がどんな会社で働いているか全然わからないじゃないですか。でも、「テレビにオフィスが出てるよ」みたいに言えると家族からの理解も深まりますし、なにより社員が喜んでくれます。

現在、たまごリピートとヒキアゲールを連携させるために開発を進めています。たまごリピートに蓄積された1,000万人を超える消費者データをヒキアゲールが自動的に解析し、初めて訪れるサイトでも最適化されたウェブ接客を受けられるようにしたいと考えています。

テモナ社内。テーブル席や掘りごたつがある打ち合わせスペース

定期通販業界では欠かせないツールの開発

弊社で開発をお手伝いさせていただいている「たまごリピート」と「ヒキアゲール」について教えてください。

中野:「たまごリピートは、定期通販に特化したネットショップ向けの管理システムです。ネットショップで購入していただいた方をリピーターに育てることをコンセプトにしており、ショッピングカートから注文管理、顧客管理、分析、販促まで一通り網羅しています。現在、およそ1,000社に導入されています。

ヒキアゲールは、Webプロモーションを最適化するためのツールです。「広告費をかけてもなかなか効果が出にくい」というお客様の悩みを解消する為に開発に着手しました。Web上において、消費者の行動や属性情報を識別し、相手に合わせて適した接客を行うことで成約率を向上させます。

定期通販の業界には「サンプルを使っていただいた後、気に入っていただけたら商品買ってもらう」という2ステップと呼ばれる販売手法があります。サンプル商品から本商品を購入いただいた割合は「引上率」と言われ、ヒキアゲールの名前に由来になっています。ヒキアゲールは当初ネットショップを対象としていましたが、今では不動産や人材系といった他業界の企業にも使っていただいています。

現在、たまごリピートとヒキアゲールを連携させるために開発を進めています。たまごリピートに蓄積された1,000万人を超える消費者データをヒキアゲールが自動的に解析し、初めて訪れるサイトでも最適化されたウェブ接客を受けられるようにしたいと考えています。

http://tamago.temonalab.com/
定期購入、リピート通販に特化した通販システム「たまごリピート」

https://www.conversion-up.net/
WEB解析を元に顧客に合わせたページを表示しCVRアップを実現する「ヒキアゲール」

開発期間2ヶ月でローンチを実現

オフショア開発を始めたきっかけについて教えてください

中野:きっかけはヒキアゲールの開発です。自分がCTOとしてジョインしたときは、開発要員が4人ぐらいしかいなかったんです。これだと事業速度が上がらないので何とかしたい。また、コストの変動費化を早めに進めたい、という思いがあってオフショアを選択しました。
検討した時期は6月頃で、僕らの会社って年度初めが10月なんですね。だから、なるべく当期中に終わらせたくて色々なところをあたった結果、フランジアさんが短納期で対応できるということで、「じゃあもういっそのこと僕もベトナムに住むので一緒にやりましょう!」と言って始めて、開発期間2ヶ月ぐらいでローンチをしたという感じです(笑)
依頼条件をすべて満たしたことが大きかった。

事業速度を上げるために自らベトナムに赴いた中野氏

フランジアを選んでいただいた理由は、短納できるというところが大きかったのでしょうか?

中野:そこもありますが、選ぶ際の条件がいくつかあったんです。
一つ目がまず経験が豊富であること。次に当社のメンバーでマネジメント対応できること。スクラムという開発のスタイルが適用できること。時差が3時間以内であること。安定したチーム構成が可能であるということ。あとはジョブホッピングがないこと。そのすべての条件を満たせるのがフランジアさんだったんですね。過去にアウトソースを含めてテモナではいろいろとやってきたのですが、ことごとく失敗していて社内には誰も賛成する人がいない中、僕が無理やり通したという(笑)

オフショア開発でフランジアさんを選ばせていただいた時に、当然ある程度条件を絞っていたのですが、自社サービスとして息の長いサービス展開をもともと考えていたので、そういったところも含めて長くお付き合いできるというのも選んだ一つの要因ですね。
ワンショットだけ出して作ってくれたものを「あとはこっちで勝手にやります」というような感じだともっと選択肢があったのかもしれませんが、僕らのサービスはストック型のビジネスモデルで構築するものが多く、初期投資をして徐々に回収して安定稼働させるというのが得意なので、その角度から考えてもフランジアさんが一番安心感をもてたというところですね。

これまでのオフショア開発と比較して違ったことはありますか?

中野:結構あります。オフショアとかパートナー会社でいろんな国の人と働いて開発案件を進めてきた中で言うと、まずは開発者のレベルですね。あとはコーディング規約やテストの品質。それと、ここは意外と大きいなと思うのが個人とチームでどれぐらい生産性を持てるかという、この3つですね。

開発者のレベルについては、アサインいただく方のレベルによると思うのですが、フランジアさんはインターンから受け入れた段階で、模擬的なプロジェクトに入れて実際にプロジェクトを実行するところや、あらかじめコーディング規約とかテストの品質までを模擬的にやっていたりとか、終わったときに実際のプロジェクトにアサインして教育したりとか、その辺はほかのオフショアとか海外の事業者さんと違って教育が文化としてあるなと。その辺りはやっぱり開発者のレベルに反映されているなというのは思いましたね。
言語でもRubyは取り扱える会社が少ないので、プロジェクトや開発スタイルが確立されていて当たり前になっているのはすごくありがたいと思いました。オフショアって大体疑いながらやるんですよ、「大丈夫かな?」というような(笑) でも、フランジアさんに関しては全くそうではなく、本当に日本で一緒にやっているのと変わらないぐらい違和感がないと感じています。

実際に開発をしてみてどのようなことを感じましたか?

中野:やっぱり開発スタイルも一緒ですし、あと大きいのはノリもテモナと一緒なんですね(笑)。
ベトナムのラボに参加してくれているメンバーのほうが少しおとなしいかなというぐらいで、基本的なノリみたいなのはほとんど一緒ですね。飲み会のノリとかも一緒です(笑)。もともとフランジアさんとテモナは似ているのかなというのが若干ありますけれども。
例えば開発しているときにずっと集中しているんですけど、ちょっと茶々を入れるというかジョーク言ったりして反応してくるのもほとんど一緒だったりとか、ノリがやっぱり大事かなと思います。発注主と受注元というような感じの雰囲気になってしまうと良いものが作れないので、ラボ開発としてどちらの会社に所属しているという意思があまりないぐらい本当に仲良く一緒にやっているという感じなので、その辺はありがたいですね。

中野さんも一緒にそのノリなのでしょうか?

中野:基本は見守っているほうですが、「CTOというのは〝ちょっと 楽しい おじさん〟」と言って活動しているので、やっぱりそこは積極的に啓蒙活動しないといけないなと思っています。でも、下手したら一番ふざけているかもしれません(笑)

現地の開発チームとドライブするCTO〝ちょっと 楽しい おじさん〟

意思疎通とアイスブレイクで不安を解消

オフショア開発に対する不安が解消された経緯があれば教えてください。

中野:ヒキアゲール開発のときは、過去の経験で「オフショアで失敗するときは大体このパターン」というようなものがあったので、あらかじめ解消できるような形で臨んだっていうところはありますね。一つ目は国によってITの発展具合が違うので作ろうとしているサービス特性に近いものが一般的ではないので、そもそも作る意味やできあがる物が想像できないということです。開発期間があまりないので何を重視して何を切り捨てるかというようなことを明確にし、判断を簡潔化することで、進行が楽になるので、その辺は意思疎通できるようにしました。

あとはコミュニケーションですね。ウォーターフォール型の開発のスタイルだと要求仕様と成果物が全然違うというようなことは結構あるので、そこがないようにまずスクラムでやりたいという話を事前にし、またコミュニケーションが希薄になってしまうことを避けるために、アイスブレイクのコンテンツをあらかじめ用意しています。
今回も新しいメンバーがハノイに行くんですが、「パン綱」というのを持って行かせますね。「なんだそれ?」という話なんですが、パンツの綱引きです。ストッキングをかぶって引っ張りあうのあるじゃないですか。あれのパンツバージョンです(笑)

パン綱(パンツの綱引き)はベトナムでも大盛り上がり

親密になるためになるべく定期的にアイスブレイクをやってモチベーション管理をしています。お土産を渡すのもそうですけど、メンバーの状況を見ながら僕から「そろそろこういうのやったほうがいいね」「よし、これいこう!」というような感じです。

他にはどういうことをされましたか?

中野:前回僕が1ヵ月行ったときのお土産は、メンバーの人数分のお弁当箱と日本のみそ汁とかふりかけとかを持って行きました。みんながお弁当でご飯食べているのを見ていたので、どうせなら日本の弁当箱でやろうと。それで当社の大塚がホテルで自炊をしてお弁当を詰めて持っていきました(笑)
アホみたいな話があって、僕らの泊まっているところはホテルに窓がないんですよ。ケトルとかIHクッキングヒーターを買ってきて使ってたら部屋中モコモコになってしまって(笑)

滞在先のホテルに開発メンバーを招き、食事をともにしている様子

以前、学校の先生をされていたそうですが、チームマネジメントの根幹はそのご経験があったからでしょうか?

中野:そうですね。たぶんマネジメントの根幹は教員時代の経験だと思いますね。プロジェクトのマネジメント、チームのマネジメント、経営もそうですが、やっぱりその辺は教員時代に築いたものが大きいと思いますね。

オフショア開発で、マネジメントのやり方が変わったことはありますか?

中野:あまりないですね。教員の次に入ったベンチャー企業がグローバルチームで開発をしていて、インド人や中国人、韓国人と一緒に仕事をした経験もあったので、ダイバーシティというようなところにアレルギー反応はあまりないんです。日本人でもベトナム人でも国籍はあんまり関係ないと思いますし、信頼関係をいかに築けるかで仕事の進めやすが変わります。あとはメンバーがどんなバックグラウンドでどういう思いで働いてるかとか、どうしてチームが存在しているかというようなところを理解できると仕事のやりやすさがだいぶ違ってくるというところがありますね。

信頼はその人を好きになって作られる

メンバーとの信頼関係はどのように作られていくとお考えでしょうか?

高橋:仕事での付き合いで小手先のツールを使ってエンパワーメントしていくよりも、その人を好きになって、それで信頼されて、一緒に仕事をするのが気持ち良いという状態を作っていくのが重要かなと思ってます。
だから、ベトナムへ行った際には現地の生活をしようと思ったんです。現地のメンバーとずっと一緒にいようと思って、お昼ごはんも一緒に食べてたし、サッカーもやりましたね。

CTOが開発に入るメリットは即断即決

オフショア開発でCTOが関わることのメリットとはなんでしょうか?

中野:CTOが開発に入るメリットは即断即決。特に立ち上げのオフショアの導入時はCTOクラスが現地に行ってやったほうが本来望ましいんじゃないかなとは思いますね。特にうちはアウトソースに関して本当にアレルギー反応のある状態だったので、そもそも外注するということがもう大反対だったんですよ。そこでCTOが直接現地に行って「大丈夫、ここは任せろ」「プロジェクト絶対成功させて帰ってくるから待っとけ」みたいな勢いで行ったので、会社としても「そこまで言うならしゃーないな」と任せてもらえました。

「開発をアウトソースすることにアレルギー反応があった」と語る中野氏

それが例えば「開発担当者だけで行ってきます」みたいな話だと、問題が起きたとしても「何か問題が起きてるね」ぐらいにしかならず、たぶん即対応というのはできないと思うんですけれども、経営にコミットしている人間がそこまで行ってやるならばそれはもういいよねって。そこは一つ大きいですよね。立ち上げのときは当然その判断とか即断即決する理由を、ほかの経営層に対して「ここがどこまで重要なものなのか」としっかり伝達できるメリットはあるんじゃないかなと思いますね。
オフショア開発は経営陣がどこまでコミットし、どこまで重要性をしっかり認識できるかが成功の鍵になると思いますね。

現地でのマネジメントで、これは気をつけようとか、重要視していたポイントはありましたか?

高橋:どこのポジションであっても常にそうだと思いますが、「自分の役割は何かな?」という事をすごく気をつけました。ベトナムに行って一緒に進めるというような場面でも、日本側にはステークホルダーというか確認をとるべき相手がいる。じゃあ自分がこの立場で何をやるべきかみたいなことは常に意識してましたね。
例えば、プロジェクトにがっつり入って進める重要な場面では自分でソースコードを書いて牽引したり、一方マネジメント側に寄るべき時は管理だけやって自走してもらうような動きをするとか、場面によって必要とされることが変わることを意識してやっています。

開発を成功させる鍵は「信じること」

2ヵ月でヒキアゲールをローンチされましたが、短期間でもうまくいった重要なポイントは何だったと思いますか?

中野:一つ目はやっぱり現地でプロジェクトに参画しているというのは大きいですね。やっぱり現地に入ることでだいぶ気持ちも醸成できますし、信頼関係も築けたのが良かったなというのは結構ありますね。
それと、本当にフランジアさんのチームメンバーを最後まで信じ切ったというところですかね。メンバーの性格やスキルセット、バックボーンを誰が一番知っているかという観点で、スクラムマスターやバックロガーなどの重要な役割をベトナム側でやってもらいました。
なかなか信頼し切るということができない日本人のPL・PMだと「いや、それは危ないから日本人がやるよ」というようなことで大抵は押しつけて終了してしまうパターンなんですけど、そこを僕らは信じ切り歩み寄ることで、徐々に彼らのスタンダードを理解していきながら高橋にスクラムマスターをスイッチさせていったのが良かったと思いますね。

高橋:重複するんですが、やっぱり信頼関係ですね。リモートでやっているときって本当に分からないんですよね。スカイプで話しているときのコミュニケーションの質ってたぶん感覚値で30%ぐらいなんじゃないかなと思っていて、同じ内容を話したとしてもたぶん3割ぐらいしか伝わらないだろうし、それが日本人とベトナム人になったらもっと情報って伝わらないんですよね。
一方で現地に行ったら言葉の壁はありますけど、信頼関係もできてお互いに認め合いながら仕事を進めていけば、言わなくても分かるみたいなコミュニケーションができてくるんですよね。

「スカイプで話しているときのコミュニケーションの質ってたぶん感覚値で30%ぐらいなんじゃないかな」

中野:あとは、社長を連れて行ったのが大きかったかもしれない。

高橋:大きいかもしれないですね。

中野:不安だとか言っているところで、僕がいくら「大丈夫だ。任せておけ」と言っても、本気で大丈夫だって言える人を増やさないと社内に伝播しないので、始まって2~3週間目ぐらいに「いいから社長来て」と言って来てもらいました(笑)

高橋:そうですね。

中野:実際に現場を見に来てもらって、やってる姿とかどういうフローでプロジェクト回しているのか、開発レベルの話も全部しましたね。もう「イメージ全然違うわ」って言ってましたけど、そこは僕としては成功ポイントだと思います(笑)

その信頼関係の中で実際に開発したシステムはいかがでしたでしょうか?

中野:素晴らしいと思いますね。たぶん過去オフショア含めて海外のメンバーでやったプロジェクトの中で最高の出来といってもいいぐらい。
品質レベルもさることながら、拡張設計というような意図がふんだんに含まれているのでリファクタリングや、ビジネススケールに合わせてシステムのスケールを大きくしていくところの設計がしっかりできているので、サーバーはものすごく小さいけれどもすごく高速なレスポンスを返していて、アカウントが増えていっても全然へっちゃらです。そのあたりはすごく良かったなと。
僕らも当然「こういうふうに将来的に動かしていくから、ビジネス成長したときにここが切り離せるようにあらかじめ設計しよう」みたいな部分は伝えてありますけど、そういう意図をしっかりくんでプログラムが書かれているので本当に3年、5年たってもこのままのペースで事業伸ばせるんじゃないかな。技術やシステムがボトルネックで事業がちょっと足踏みするということはヒキアゲールについては一切ないと思います。

日本でもラボとクライアントを繋ぐイベントを開催して欲しい

良かったことや悪かったことを含めてフランジアでの開発で印象に残ったことは何かありますか?

中野:面白かったことや盛り上がった話はいっぱいあります。フランジアさんは教育がしっかりとされていて、レベルの高い人がちょっとレベルの低い人の面倒見るというのが徹底されているんですけれども、その中に当社の新卒社員も入っていて、普通にレクチャーされていました(笑) 
「ここはこういう考え方ね」みたいなことをラボのメンバーに教えてもらってたりするのをみて「すごいな、このシステム」と思った。普通のオフショア開発だったらクライアントに対してそんなこと絶対に言わないじゃないですか。僕らは信頼関係が築けているので、本当にラボの一員だと思ってくれてそういうところもケアしてくれているみたいなところがやっぱりすごく印象深いですね。

高橋:やっぱりみんなが技術にこだわりを持っているんですよ。私も同じく技術にはこだわりがありますけど、技術をしっかり持ってプライドを持ってモノをしっかり作ろうという風土が最初は全然わからなかったんです。今は作ったものに対してフィードバックしながら、よいものをみんなで作っていくということを日本に持ち帰って実践してますね。

フランジアの開発チーム

中野:いつもベトナムで派手にパーティーをやっているじゃないですか。あれを日本でやってもらいたくて。MVPを僕らクライアントのラボチームで推薦投票してその中で選出された人を逆に僕らが日本に招待する。期間は、1週間とか2週間とかでもいいですし、ラボのメンバーに日本へ来てもらってこっちで一緒に開発してもいいだろうし。
その辺のイベントみたいなところは、Facebookで見るぐらいだと距離があるので、一緒に開発している日本のメンバーにもう少し近いような状況を作ってあげられるとよりいいんじゃないかなと思います。

高橋:楽しそう。

中野:もう一つ、逆にクライアントに対して「お前らのプロジェクトうまくいった」「うまくいってない」というのをフランジアの人たちから講評してもらいたい(笑)
そうしたら発注側の僕ら日本の企業の人たちも、「もう少しちゃんとプロジェクトを回さなきゃいけないんだ」とか「隣のラボでうまくいっているのは何が要因なのかな?」というようにお互いにマネージし合うみたいなことができて、よりフランジアさんもクライアントさんと良い関係が結べるんじゃないかなと思いますね。MVPとか賞金とかだったら協賛金のようなもので企業からとってもいいですしね(笑)

高橋:やっぱり日本にいると距離が遠いなと思うので、投票もいいですし交換留学みたいな形もいいですよね。
仕事を進める上ではリモートでも全然問題ないんですが、やっぱり私たちがこれだけ現地のメンバーと深く関わってやったのってたぶんすごく喜んでくれたんですよね。オフショアで進めていくときは、ただのアウトソース先で仕様だけ投げて作ってもらってみたいな会社さんとかもいると思うので、うまくいく方法を広めたり、伝えたりしていけばすごくいい感じで仕事が循環していくんじゃないかなと思います。

開発を振り返って(フランジア)

開発チームとお客様が1つのチームに

大きなプロジェクトだったため、はじめはどんなサービスを作るか、どんな技術が必要かわかりませんでしたが、お客様がベトナムにいたので、まめにミーティングを行い理解を深めることができました。このプロジェクトを通して最新の技術を勉強することができました。

プロジェクトを進める時はコードレビューが大切です。レビューをすることでミスを防ぎ、品質を高めることができます。レビューをした開発者は自分が書かない部分も細かくチェックするので、他のメンバーの仕事を把握でき、経験がない開発者がベテランエンジニアのコードをレビューするのは勉強にもなります。これによってみんなが1つになり、最高のサービスを作ることができました。

また、開発中は、毎週「振り返り」のミーティングを開きました。みんなに自由に意見してもらうことで、チームのよいところや悪いところを把握し、問題があればすぐに解決する方法を考えました。これにより、プロジェクトの進行を改善していくことができました。各メンバーがチームの仕事に責任を持っていたこともプロジェクトが成功した理由だと思います。

ブリッジSE Tran Ngoc Anh

ビジョンの共有と親身なサポート

発注側、受注側という関係を超えて1つのチームとして、開発に取り組むことができました。

プロジェクトが始まる前に、テモナ様のビジョンやなぜ今からこのサービスを作るのかをご説明していただいたので、メンバーとのビジョンの共有がしっかり行えた状態でプロジェクトを開始できました。その後も、飲み会やアイスブレイクをしていただいたり、メンバーのモチベーションや健康状態までも気にかけてくださり、まるで社員のように接していただいておりました。

そのため、気を遣いすぎて無駄なコミュニケーションコストがかかることはありませんでした。また、コミュニケーションに関して問題が起こることはまったくなかったです。

他にも、メンバーが経験のない技術を使用するなど技術的な挑戦も多くさせていただき、みんなにとって刺激的なプロジェクトだったと思います。時には、技術的な相談にのっていただいたり、親身にサポートしていただいたおかげで、プロジェクトを成功させることができました。

エンジニア 福田紘也

”We are team!"

今回のプロジェクトは、大きくて様々なチャレンジがありました。新しい技術も取り入れた開発だったため、経験がないメンバーも多く最初は少し心配でしたが、みんなすぐに技術を身につけました。また、ベテランのメンバーのサポートもありプロジェクトが上手く進みました。

また、お客様がベトナムへ来てチームと一緒に動いていたので、こまめにコミュニケーションを取ることができました。メンバーとお客様が仲良くなるためにチームビルディングもおこない、私はテモナの一員になり、お客様もフランジアの一員になり、みんなが団結することでプロジェクトがうまくいきました。

エンジニア Nguyen Ngoc Thoai

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